名鉄運輸が8月5日に発表した2021年3月期第1四半期決算によると、売上高263億4400万円(前年同期比8.9%減)、営業利益2億2400万円(82.4%減)、経常利益2億9100万円(78.2%減)、親会社に帰属する当期利益9300万円(89.3%減)となった。
物流というライフラインを守るため、感染予防対策を講じて輸送需要に応えてきたが、前年同期の貨物取扱量を大幅に下回る結果となった。
また、これまでのように訪問による営業活動ができない中、名鉄運輸グループオフィスを中心にウェブを利用した営業活動など新たな試みを開始し、今後の新規顧客開拓の足掛かりにするなど従来の営業とは異なった展開を試みた。
さらに昨年新設した奈良大和支店や名鉄急配の藤枝ふじの花支店は順調に推移しており、5月には北海道東北名鉄運輸の八戸支店を日本通運の八戸支店内に移設し、新たな共同配送拠点を構築するなど引き続き業務の効率化を図った。
通期は、売上高1110億円(5.2%減)、営業利益29億円(38.5%減)、経常利益29億円(40.2%減)、親会社に帰属する当期利益17億円(44.2%減)を見込んでいる。
鴻池運輸 決算/4~6月の売上高8.8%増、営業利益63.6%増