日本コンセプトが2月10日に発表した2020年12月期決算によると、売上高122億7700万円(前年同期比3.4%減)、営業利益14億9600万円(25.1%減)、経常利益14億5000万円(27.3%減)、親会社に帰属する当期純利益10億2900万円(26.8%減)となった。
同期は、新型コロナウイルスの影響による移動制限や、コンテナ船の需給ひっ迫による海上運賃の上昇、社内想定レートより円高で推移する為替相場などの厳しいビジネス環境の中、グループ全体で顧客に寄り添った柔軟な営業活動を行った結果、売上高は第2四半期を底に回復し、最終的には微減となった。
利益面では、事業拡大に向けて前年度に実施した設備投資や、タンクコンテナ保有基数の増大などに伴う減価償却費の増加、タンクコンテナの地域別需供バランスの調整費用やコンテナ船の需給ひっ迫に伴う海上運賃の上昇で費用が膨らみ、2桁の減益となった。
なお、2021年12月期の業績予想は新型コロナウイルスの影響が算定困難なため、現時点で未定としている。
日本コンセプト 決算/1~6月の売上高3.7%減、営業利益25.0%減