キユーソー流通システムは2月18日、アルプスアルパイン、損害保険ジャパンと、物流におけるパレット流出の課題解決に向けた共創を2020年12月に開始したと発表した。
共創による実証実験として、キユーソー流通システムが運用するパレット約200枚に、アルプスアルパインの物流資材を遠隔管理するIoTデバイス「物流トラッカー」を装着。
「物流トラッカー」から得られるパレットの位置情報や移動履歴などのデータを収集することで、想定していた利用ルートや保管場所と異なる場所にある流出したと推定されるパレットを特定し、利用履歴や流出原因を把握・分析を行うなど、実験で得られるデータをもとにパレット利用の課題の解決を目指す。
実証実験の期間は2020年12月から6か月間を予定。
今回の共創により、キユーソー流通システムはアルプスアルパイン社の技術を利用してパレットの動態管理が容易に可能となることに加え、実験結果をもとに損保ジャパンからコンサルティング等の提案を受けることで、パレット管理にかかるコストの低減につなげる取組みが可能になる。