日本貨物鉄道(JR貨物)は2月25日、異業種の顧客による鉄道コンテナ共同利用についての事例を発表した。
事例は、サントリーロジスティクスとユニ・チャームによる飲料製品と衛生用紙製品という異なる業種の顧客が共同で鉄道コンテナ輸送を利用することになったもの。
輸送区間は静岡貨物駅(静岡県静岡市)~福岡貨物ターミナル駅(福岡市東区)(約 1010km)。
輸送内容は、静岡県の出荷拠点から配送されるサントリーの飲料と静岡県で生産されるユニ・チャームの衛生用品を、同じ鉄道コンテナに積載し、静岡貨物駅~福岡貨物ターミナル駅間を鉄道輸送して、福岡県の各物流センターへ輸送する。
2月中旬より本格的に輸送が開始されており、12フィートコンテナ2個を週1回利用する予定だ。
なお、週1回の共同輸送により、二酸化炭素(CO2)排出量を2社合計で年間約2トン削減できる見込み。
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