佐渡汽船が5月14日に発表した2021年12月期第1四半期決算によると、売上高17億1700万円(前年同期比2.5%増)、営業損失11億1100万円(前期は9億1900万円の損失)、経常損失11億3100万円(前期は9億4800万円の損失)、親会社に帰属する四半期純損失11億2600万円(前期は9億3000万円の損失)となった。
同期は1月の記録的大雪や荒天による欠航に加え、コロナ禍の影響で1~3月にかけて大都市圏を中心に緊急事態宣言が発出されたことによる同地域との往来や旅行・帰省の自粛で、旅客、航送、貨物の主要三部門ともに輸送量が前年同期を下回った。
海運セグメントの売上高は12億5178万7000円(12.6%増)、営業損失が10億376万2000円(前年同期は8億2763万8000円の損失)。貨物輸送トン数は3万1897トン(8.3%減)だった。
一般貨物自動車運送の売上高は3億3381万3000円(2.5%減)、営業損失は794万4000円(前年同期は736万1000円の損失)だった。
通期の業績予想は、新型コロナウイルス拡大の影響を合理的に見積もることが困難であるため未定としている。
ANA/5月の貨物重量、国際線13.6%増、国内線14.2%増