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日本GLP/675億円投じ、大阪府茨木市でALFALINKシリーズ

2021年06月14日/物流施設

日本GLPは6月4日、大阪府茨木市で延床面積約32万mの複数棟大型物流施設「GLP ALFALINK 茨木」の開発を行うと発表した。

<「GLP ALFALINK 茨木」敷地の空撮パース>
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<位置図>
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「GLP ALFALINK 相模原」、「GLP ALFALINK 流山」に続き、関西で初の「ALFALINK」シリーズ第3弾を展開し、創造連鎖する物流プラットフォームを実現していくとしている。

今回の開発は、南目垣・東野々宮地区の土地区画整理事業の敷地内に 3棟の物流施設を建設し、2023年1月より順次着工、2025年7月に全棟竣工予定。投資総額は約675億円だ。

「GLP ALFALINK 茨木」は名神高速道路、近畿自動車道、中国自動車道の結節点となる「吹田JCT」から約6.2kmで、幹線道路(府道14号)に面した敷地に位置し、物流拠点として優れた立地にある。また、近隣にトラックターミナル、卸売市場、鉄道貨物ターミナルなどの物流関連施設があり、物流拠点として高いポテンシャルが見込める。そして、大阪内陸での人口密集地である北摂エリアに立地することから雇用確保の面からも優れている。

「ALFALINK」シリーズは同シリーズのコンセプトの一つである「Open Hub」の取り組みとして、公園、ランニングコースなどの共用スペースを整備し、同地区に出店される予定の商業施設と連携することで、働く人や地域住民、そして買い物に訪れた人々にとって魅力的なまちづくりを行う。

そして「Integrated Chain / Shared Solution」として、「GLP ALFALINK 茨木」が有する約9万5000坪(甲子園球場の約8個分)の広大な延床面積を最大限に活用し、物流企業のオペレーションを支援する主要な機能を実装する。大阪の物流中心地である立地を生かし、トラックターミナルの誘致を始め、様々な企業に施設を役立ててもらい、入居企業間そして日本GLPの幅広いカスタマー企業との連携を支援することで物流の効率化を図る。

また環境への取り組みとしては、CO2削減を実現する施策を実施し、地域環境に配慮することで、施設利用者や入居企業のみならず、地域を含めたまち全体における地域共生を実現するとしている。

日本 GLPの帖佐 義之社長は、「日本GLPはこれまで物流不動産デベロッパーとして地域の皆様や地域コミュニティと共生し、ともに持続可能な豊かな社会を創っていくことを理念として、全国で物流施設の開発事業を展開してきた。『ALFALINK』シリーズはこうした理念のもと、まちづくり、そしてまちの一体的な運営を目指している。今後も社会インフラの一部としての物流施設だけでなく、地域との共生を実現し、快適で安心な生活・環境づくりを支援していく」と述べている。

■概要
施設名称:「GLP ALFALINK 茨木」
施設数:3棟
所在地:大阪府茨木市南目垣・野々宮区画整理事業地内
敷地面積:約13万5000 m2(プロジェクト全体)
延床面積:約32万m2(プロジェクト全体)
認証取得:LEED 認証取得予定

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