センターポイント・ディベロップメント(CPD)は8月24日、大阪市住之江区の物流施設「CPD大阪南港」で、大規模改修工事を7月31日に完了したと発表した。
「CPD大阪南港」は、アセットマネジメント業務を受託する特別目的会社を通じて取得した延床面積2万5000m2の物流施設。大規模なリニューアル工事を実施した後、賃貸用物流施設として運用するプロジェクトで、2020年12月から工事を進めていた。
同施設は地上5階建で、従来は大手国内物流企業が自社拠点として長年使用していた物件。高床と低床の両面バースを有し、エレベーター・垂直搬送機を計6基備えるなど縦搬送能力に優れ、床荷重や天井高も近代的な物流施設と同等以上のスペックを有している。
今回の改修工事では、築30年の施設であるため、長期的な運用を考慮し、搬送設備や電気設備等を更新したほか、外壁塗装や床の研磨等を行った。
同施設については、改修工事完了前に古河物流と1棟全体の賃貸借契約を締結済みで、8月から稼働を開始している。
■CPD大阪南港
所在地:大阪市住之江区南港東9ー2ー87
敷地面積:1万3409.15m2
延床面積:2万5832.69m2
構造:鉄筋コンクリート・一部鉄骨造7階建(倉庫部分5階建)
竣工:1991年7月
改修工事竣工:2021年7月
改修工事施工:東亜建設工業