日本通運は10月14日、国内の最適輸送モードを一括検索できる「ワンストップ・ナビ」のサービスを開始した。
「ワンストップ・ナビ」は、PCやスマートフォン、タブレット端末から発着地・個数・重量を入力するだけで、いつでも、どこでも利用可能な輸送モードを瞬時に比較・検討できるサービス。
同社は総合物流事業者である強みを活かして運賃やリードタイム、さらにはCO2 排出量など様々な視点で自社のネットワーク輸送網を駆使し、顧客に最適な輸送モードを提案。
特に、CO2 排出量については、輸送毎に異なる集配距離を地図データと連携して距離を計算し正確なCO2 排出量を算出する。この仕組みは物流業界で初めて第三者機関(SGSジャパン)による検証を受けており、算出されたCO2排出量データは行政などへの公的な手続きに利用可能だ。
今後の展開として、ワンストップ・ナビを顧客・案件毎にカスタマイズしたツール「エコトランス・ナビ」を準備中。顧客の輸送実績データをもとに、現行の輸送とエコ輸送のCO2排出量を比較し、コスト削減とCO2削減を組み合わせた営業提案を推進する。
なお、世界各地で深刻化している環境問題に対応するため、日本政府は2050年のカーボンニュートラルを宣言し、2030年の中間目標として、2013年度比で46%の温室効果ガスの削減を打ち出すなど、資源循環や脱炭素に対する取り組みが企業にも求められている。
企業は、今後導入が想定されるカーボンプライシングなどに備えるため、CO2削減について「見える化」のニーズが高まっている。
同社は、国内の最適輸送モード検索サービス「ワンストップ・ナビ」を開発し、CO2 の「見える化」を実現。地図データと連携した正確なCO2 排出量を算出し、顧客のCO2削減にむけた取り組みをサポートする。
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