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日本郵船/大型原油タンカー「TATESHINA」を竣工

2021年11月08日/IT・機器

日本郵船は11月8日、大型原油タンカーの「TATESHINA」が中国の南通中遠海運川崎船舶工程(NACKS:Nantong COSCO KHI Engineering Co.,Ltd.)にて竣工したと発表した。

<「TATESHINA」>
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この船は、船首部分の形状を改良することにより、航走する際に発生する船首波による造波抵抗を大幅に減少させ、推進性能を高めている。また、船体に塗布する低摩擦型塗料、高効率の大直径プロペラの採用や船尾部の水流を整えエネルギーロスを軽減するラダーフィンを装備するなどの省エネ対策も行い、エネルギー効率(輸送単位あたりの二酸化炭素排出量)においては従来型の大型原油タンカーに比べて約23%の改善を見込み、IMOのEEDI規制Phase 2を達成している。

また、この船には日本海事協会(ClassNK)から、世界初となる“Cyber Resilience-Guideline (CybR-G)”ノーテーションが付与されている。CybR-Gノーテーションは、同協会が策定した「船舶におけるサイバーセキュリティデザインガイドライン」に従った対策が本船において講じられ、サイバーセキュリティを考慮した適切な船舶オペレーションが実現可能な設計であることを認めるもの。

■概要
全長:339.5m
全幅:60.00m
深さ:28.90m
総トン数:16万2218t
載貨重量トン数:31万1979t
建造造船所:南通中遠海運川崎船舶工程(NACKS)
船籍:リベリア

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