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日本郵船ほか/九州・瀬戸内地域で船舶向けLNG燃料供給事業化

2022年03月29日/IT・機器

日本郵船、九州電力、伊藤忠エネクス及び西部ガス(4社)は3月29日、本年2月に合弁会社KEYS Bunkering West Japan(KEYS)を設立し、九州・瀬戸内地域における船舶向け液化天然ガス(LNG)燃料供給事業の2024年春頃開始を目指して検討を進めてきたが、LNG燃料を船舶に供給するための自社船舶(LNGバンカリング船)1隻の造船契約をKEYS・三菱造船間で締結したと発表した。

<LNGバンカリング船イメージ>
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<スキーム図>
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LNGバンカリング船は2024年3月に竣工予定で、西日本で稼働する初めてのLNGバンカリング船となる予定。

また、4社は、LNG燃料供給事業を行うにあたり、2022年1月に国土交通省港湾局によるLNG燃料供給施設の形成支援を行う補助事業「港湾機能高度化施設整備事業」へ申請し、2022年3月4日に本LNG燃料供給事業が採択された。今後、KEYSは、国土交通省の支援のもと、LNGバンカリング船の建造・運航管理を実施し、LNG燃料供給事業を行っていく。

4社及びKEYSは、環境負荷の低いLNG燃料を取り扱うこの事業を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に向けた温室効果ガス排出量低減に貢献していくとしている。

■LNGバンカリング船の概要
全長:82.4m
全幅:18.2m
喫水:4.8m
総トン数:約4850トン
LNG積載容量:3500m3
推進システム:電気推進(LNGとA重油のDual Fuel)
竣工予定時期:2024年3月
造船:三菱造船

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