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三菱造船/主燃料をLPGからアンモニアに転換可能な設計完了

2022年06月09日/IT・機器

三菱造船は6月9日、LPG(液化石油ガス)燃料VLGC(Very Large Gas Carrier、 大型ガス運搬船)の主燃料をアンモニアに転換することを想定したVLGCのコンセプト設計を完了し、日本海事協会から基本設計承認(Approval in Principle:AIP)を取得したと発表した。

<アンモニア燃料に転換可能なLPG燃料VLGC(大型ガス運搬船)のイメージ図>
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三菱造船は今回、大型LPG運搬船ならびにアンモニアも運搬可能な多目的ガス運搬船の建造および引渡しを計80隻以上行ってきた知見を生かし、将来的にアンモニア燃料に転換可能なVLGCのコンセプト設計を完了させた。

今後、ニーズに応じてアンモニア燃料に転換可能な設計を適用でき、アンモニア燃料が実用化された際には比較的小規模な改造で対応可能となる見込み。

燃焼してもCO2を排出しないアンモニアは、海事業界のGHG(温室効果ガス)排出削減に大きく寄与する燃料として注目されており、安定的なクリーンエネルギーとして将来的な活用が見込まれている。

三菱造船の最新型VLGCは、これまで一般的だった重油の代替燃料としてLPGを使用可能、かつ貨物としてアンモニアを運搬できることから、将来的なアンモニアの燃料利用に高い親和性を有している。三菱造船は、業界のGHG排出削減に向けて官民が連携して取り組む「国際海運2050年カーボンニュートラル」への足掛かりとして、VLGCのアンモニア燃料利用に関する検討を進めてきた。

三菱重工グループが戦略的に取り組むエナジートランジション戦略の一翼を担う三菱造船は、目指す成長戦略「海洋Future Stream」において、再生可能エネルギーと炭素循環による「海の脱炭素化社会」、自律化・電化による「安心・安全な社会」を描き、海に関わるイノベーションの「知恵出し」とその「カタチ化」の実現を掲げている。今後も、海洋システムインテグレーターとして海事業界での脱炭素化を推進してカーボンニュートラル実現に尽力するとともに、世界規模での環境負荷低減に貢献していくとしている。

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