SBS東芝ロジスティクスは2月16日、無人搬送車(AGV)によりパレット2枚を牽引可能とする独自の牽引台車を開発。1月26日から家電物流倉庫である関西支店で運用開始したと発表した。
今回導入したAGVは、パレット2枚同時搬送に加え、多段台車とパレットを組み合わせた搬送が可能。牽引台車前後へAGV連結方向を切替えるスイッチングバック走行により、発着地点の旋回スペース削減を実現した。
また、安全ツールで走行時のパレット転倒防止対策を行い、庫内事故も防止する。これにより今までフォークリフトで対応していた作業の一部分を AGV+牽引台車へ切替えることで、フォークリフトの長距離移動を大幅に削減することに成功。搬送効率の向上と、労働時間削減を実現したという。
同社では、2017年から働き方改革の一環として、現場にとって最適な牽引台車・安全ツールを独自に開発しており、現在5台が倉庫で活躍している。
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