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三井不動産/スマホアプリでECの店頭在庫出荷を3割効率化

2023年02月22日/IT・機器

三井不動産、両備システムズ、シグマクシスは2月22日、ECでの受注品を店頭在庫から出荷する作業を支援するスマートフォンアプリ「Store Support(ストアサポート)」を共同開発したと発表した。

<アプリ画面イメージ>
20230222mitsui - 三井不動産/スマホアプリでECの店頭在庫出荷を3割効率化

同アプリは、両備システムズによって2022年9月から運営が開始されており、現在首都圏や大阪にある5か所の「三井ショッピングパーク ららぽーと」で導入・利用が開始されている。

アプリは、iOS・Androidの両方に対応。ピッキングリストの自動作成機能、商品タグ記載バーコードの読み取り機能を有しており、これにより店頭在庫の出荷業務で最大30%程度の作業時間短縮を実現している。

<アプリの使用手順>
20230222mitsui1 520x231 - 三井不動産/スマホアプリでECの店頭在庫出荷を3割効率化

近年、小売業でオムニチャネル化が進む中、ECでの受注品を店頭在庫から出荷する取り組みが拡大している一方で、店頭からの出荷はピッキングリストの手入力作業や目視による検品作業など人手頼みの非効率なオペレーションが課題となっていた。また、店舗では必要最小限の人員配置の中で日常の接客業務等と並行してEC出荷作業も行う必要があるため、店頭在庫出荷拡大上の制約となっているケースも見受けられる。

このような状況に対して、三井ショッピングパーク公式通販サイト「&mall(アンドモール)」の運営を通じて出店ショップの店頭在庫販売を支援してきた三井不動産と、ロジスティクス領域で様々な支援システム開発を手掛けてきた両備システムズ、生産性革命や新サービス開発のコンサルティングを通じて企業のトランスフォーメーションに取り組むシグマクシスの3社が知見を持ち寄り、店頭在庫のEC出荷効率化、ひいては小売り各社のオムニチャネル化促進に向けて、同アプリを共同開発した。

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