商船三井とMOL PLUSは3月23日、AMOGYが開発するアンモニア発電システムの船舶利用やアンモニアのサプライチェーン構築に向けた覚書を3社間で締結したと発表した。
また、この覚書の締結に合わせ、 MOL PLUSはAMOGYへの出資を決定した。
商船三井は、AMOGYのもつアンモニア発電システム技術の社会実装実現を支援するため、商船三井グループ運航船でのアンモニア発電システムの利用や、アンモニア発電システム搭載船へのアンモニア燃料供給をはじめとしたアンモニアバリューチェーン構築に向けた取組においてAMOGYとの協業を検討していく。
また、MOL PLUSは、AMOGYが船舶やトラックの脱炭素化やGHG排出量削減に大きく寄与する事に期待し、今回の資金調達に参画し、協業を推進する。
AMOGYは既にドローン(5kW)、トラクター(100kW)、トラック(300kW)でアンモニア発電システムの技術を実証しており、今後数年のうちに、その技術を海上輸送や産業用発電において商用化していく計画だ。
なお、AMOGYが開発・展開するアンモニア発電システムは、液体アンモニアから水素を生成し、電力を生み出すことができる。アンモニア発電システムは、CO2を排出せず、効率的且つ経済的に船舶や自動車、ドローン等を動かすことができる動力源となる。
MOL PLUS/ブルーエコノミーに特化のファンド通じ社会課題解決