ALGO ARTIS（アルゴ・アーティス）は6月14日、日本製紙に対し、AI（アルゴリズム）を活用した木材チップ船の配船計画の最適化ソリューションを提供、同月より同社において運用開始したと発表した。
＜配船計画の作成業務（イメージ）＞
LGO ARTISは、AIによる運用計画の自動最適化ソリューションを提供している。日本製紙の協力のもと、同社の経験・ノウハウ・実務上の複雑な運用ルールをAIへ移植し、木材チップ船の配船計画を最適化するソリューションを開発した。
＜配船計画の最適化ソリューション（画面イメージ）＞
同ソリューションを使って配船計画を作成することにより、人手では難しい高い水準での在庫維持とコスト・GHG低減を両立した計画の立案だけではなく、計画作成時間の大幅な短縮により、日々の状況変化に応じた速やかな計画修正や担当者の業務負荷低減、意思決定の高度化が可能となる。
減速航海等を含む大幅な運航効率改善により、開発時の検証において年間数億円の運航コスト（運賃＋滞船料＋入港料＋燃料費）の低減、及び約2.8%のGHG排出量（Scope3）の削減（日本製紙試算）を見込んでいる。さらに、担当者の計画作成に要する時間も約1/3に低減する見込み。
