ACSLは6月15日、2023年6月6日~8日に東京都で開催された「WCO(世界税関機構)-UPU(万国郵便連合) Global Conference」において、日本初のレベル4飛行を成功させたPF2-CAT3および日本郵便と開発中の新たな物流専用ドローンを紹介したと発表した。
<写真右から、UPU 目時政彦 事務局長 、ACSL 鷲谷聡之 CEO>
<視察された各国の関係者に社員が対応する様子>
世界税関機構(以下、WCO)は、各国の税関制度の調和・統一及び国際協力の推進により、国際貿易の発展に貢献することを目的として、1952年に設立された国際機関。
万国郵便連合(以下、UPU)は、192か国の加盟国を持ち、郵便業務の効果的運営によって諸国民の通信連絡を増進し、文化、社会及び経済の分野における国際協力に寄与することを目的とする国連専門機関。
同カンファレンスは、2022年5月に署名された新しいWCO-UPU協力協定に沿い、両機関の協力をさらに強化するため開催され、世界各国の関係者が集まった。
ACSLは、2023年1月にドローン関連企業として世界で初めてUPUの諮問委員会に加盟したことを発表し、その後も郵便業務理事会のレセプションを主催するなどの活動を行っている。
今回、WCOおよびUPUの関係者が一堂に会するカンファレンスにおいて、ACSLのドローンを展示し、30カ国以上の国の関係者に、郵便・物流サービスへのドローンの活用について紹介した。展示を視察した各国の関係者のドローンに対する関心度は高く、実用化の目途や飛行距離などのスペックに関して、多くの質問がよせられたという。
ACSLは、今後もUPUにおける活動を通して、共通で抱える課題であるラストワンマイル配送へのドローンの活用など、同社が持つ技術や経験を活かして課題解決に貢献できるよう目指していくとしている。
ACSL/日本郵便と共同開発の物流ドローン、早期に型式認証申請へ