NIPPON EXPRESS ホールディングスは7月7日、グローバルなロジスティクスの成長と変革に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)を重要な経営課題と位置づけており、その推進に向けて人財の育成を加速すると発表した。
物流業界は、新たな社会課題、新しいニーズなどの出現によって、変革を求められている。NXグループは、サステナブルな社会への貢献とそれを支えるロジスティクスの発展を目指し、人とデジタルが調和した効率的かつ高品質な物流をDX戦略の基本方針のひとつとして、その実現に向けた取り組みを行っている。
NXグループは、DXを推進するエンジンとなる人財の育成に向けて、7月から「リテラシー教育」と、DX推進の中核人財向けの「専門教育」を開始する。
「リテラシー教育」については、オリジナル教材を使ってDXの基礎知識を教育するのと同時に、ITスキルチェックを経て社員一人ひとりのITスキルレベルに応じた教育プログラムを実施する。まずは国内グループの約3万8000人を対象に教育し、来年には海外グループの約2万人に展開することで、合計5万8000人への教育を実施する計画だ。
「専門教育」については、すでにDXに取り組んでいる約100名の中核人材を対象に体系的なリスキリング(学びなおし)教育を実施し、さらに積極的にデジタル人財の教育を行っていく計画。