商船三井は7月13日、同社が参画する世界最大の石炭輸出港豪ニューキャッスルの「クリーンエネルギー地区建設プロジェクト」が、本格始動すると発表した。
<クリーンエネルギー地区建設予定地>
同プロジェクトは、同港の管理・開発を担うPort of Newcastle社(以下、PoN)が主導するもので、このほど本格始動するにあたり、PoN主導で7月12日に豪州のクリス ボーエン気候変動・エネルギー大臣同席の下パートナーシップ発表イベントが開催され、同社も参加した。
<イベントの様子>
同社はPoNと、サプライチェーン構築に向けた共同検討の覚書を今年2月に締結。その後5月にPoNが同プロジェクトを発足した。同社は、同プロジェクトでは、豪連邦政府より1億豪ドル(約94億円)の資金援助を受け、同港エリアにグリーン「水素・アンモニア」を含むクリーンエネルギーの生産・貯蔵・輸出の主要拠点となるクリーンエネルギー地区を建設し、脱炭素社会、地域の雇用創出を推進する。
同プロジェクトの本格始動を受け、同社とPoNは共同で、主に同地におけるクリーンエネルギーの海上輸送、バンカリングに関する検討を行う。