川崎汽船は7月18日、「世界海洋デー」（6月8日）に合わせ、その前後に国内外のグループ会社の社員有志が参加しての世界同時清掃活動を実施したと発表した。
＜各地での活動の様子 左：川崎汽船(東京)、右：“K”Line Chile Ltda（チリ）＞
＜各地での活動の様子 左：“K”Line Peru S.A.C.（ペルー）、右：“K”Line (Europe) Ltd.（英国）＞
この一斉清掃活動には、活動に賛同した同社を含む国内外のグループ会社計14社から、延べ450名以上の社員有志やその家族が参加し、海岸をはじめ、オフィス・事業所の周辺や山林、運河や河川など、海洋プラスチックの7～8割の発生源とされる陸上ゴミの収集活動を実施した。収集されたゴミの量は、約7800リットルに上る。
昨今、海洋プラスチックをはじめとする海の環境問題が多く取り上げられており、持続可能な開発目標（SDGs）の目標14「海の豊かさを守ろう」でも、海の環境と生物多様性の保全が世界で取り組むべき共通課題として挙げられている。海運業を主軸とする物流企業として、人々の豊かな暮らしに貢献することを企業理念として掲げている同社グループにとって、海は事業活動のフィールドそのものであり、グループの社員とともに海の環境問題について改めて考えるきっかけとして、「世界海洋デー」を挟む今年5月下旬から7月上旬の約1か月半の間に、一斉清掃活動を実施したもの。
今後も同社グループでは、このような活動を通じて社員の環境保全への意識を高め、同社グループが大事にする価値観のひとつである「地球環境と持続可能な社会への貢献」の実現に向けてグループ一丸で取り組んでいくとしている。
