フェデックスは8月24日、ジュニア・アチーブメント(JA)アジアパシフィックとともに、第17回 FedEx/JA インターナショナル・トレード・チャレンジ(ITC)の国際大会(決勝大会)を行ったと発表した。
<FedEx/JA インターナショナル・トレード・チャレンジ 2023 AMEA 国際大会の入賞者>
大会ではインドネシア、日本、韓国、タイ、ベトナム から参加した上位3チーム、6名の学生が入賞を果たした。
ITCでは、香港特別行政区、インド、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、タイ、ベトナムからなるアジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)10か国/地域から5000名近い参加者が、ファイナリストとして国際大会に出場できる60名を目指して競い合った。8月21日から23日にかけてオンラインで開催された3日間の国際大会で、国際大会進出者はそれぞれのビジネスアイデアを審査員に発表した。
今年の大会での課題は、ポーランドをターゲット市場とした持続可能な配送ソリューションに対応する製品の市場参入戦略の策定。これは、製品が環境に及ぼす影響や企業が持続可能な未来を形作る上で果たすべき役割について、消費者の間で論議が高まる昨今で注目される課題だ。
優勝チームは、Tavi (ベトナムの Nguyen Ngoc Linh さんとタイの Napat Worrasangasilp さん)。彼らは、企業の配送プロセスにおけるプラスチック廃棄物の削減に貢献するため、生物分解性コーンスターチ包装製品「Bufferpuff」を立案し、受賞に至った。
第2位のチームは、Sustainovate(インドネシアの Tsaqif Ammar Sakti さんと韓国の Jeongwoo Lee さん)。彼らは、メモリーフォームと呼ばれる枕やマットレスなどに使用されるポリウレタンをアップサイクルし、陶磁器などセラミック製品の配送で保護剤となる、環境に優しい梱包材である「Flexiwrap」を企画し、第2位となった。
第3位のチームは、Cresco(日本の孫逸歓さんとインドネシアの Elyshia Alodia Binarto さん)。彼らのアイデアである「EcoFlow」は、ポーランド産のもみ殻から作られた耐久性と汎用性のあるバイオ発泡スチロールで、現地の規制要件を満たしているため、企業によるプラスチック使用量の削減に貢献
する。
フェデックス エクスプレスのアジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)地域のカワール・プリット社長、「我々は、現在極めて異なる環境下で業務を行っている。企業はAIのような急速に進歩するテクノロジーがもたらす新たな機会と経済の不確実性だけでなく、気候変動がもたらす新たな課題のバランスを取ろうとしている。大会に参加した若者たちは現実世界の問題に革新的なソリューションを提供してくれる。フェデックスは以前から、起業家の育成に重点を置いてきた。次世代の起業家たちにしかるべきプラットフォームとツールを提供することで、来るべき未来のクリエーターやイノベーター、将来のリーダーを支援している」と述べている。
フェデックス/物流とサプライチェーンを強化するソリューション提供