日通NECロジスティクスのグループ会社であるNECLシンガポールとNECLタイは、シンガポール発タイ向けのクロスボーダートラック輸送サービスを開始したと発表した。
半導体・電子部品産業においてシンガポールは東南アジアでの物流ハブとして重要な拠点だが、生産拠点が集積するタイへの輸送では少量貨物の場合、航空・海上といった輸送モードが大勢を占めており、トラック輸送の場合はコンテナをチャーターするのが一般的だった。そこで、日通NECロジスティクスでは、少量貨物でも利用できる混載トラックサービスを開始した。
同サービスは、半導体・電子部品に特化している。混載サービスのためコンテナ1本に満たない少量貨物でも対応可能。また発地側はNECLシンガポール、着地側はNECLタイと半導体・電子部品の取扱いに慣れたNECLグループ一気通貫での対応だ。
<導入効果>
コスト面では、航空輸送より安く、リードタイム面では航空輸送と同等および海上輸送より早いのが特徴。さらにCO2排出量も削減され、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」への貢献を実現する。
日通NECロジ/半導体・電子部品に特化の物流拠点、千葉市で稼働