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米国向け海上コンテナ貨物/10月は7.9%増、上位3品目が増加

2023年11月27日/調査・統計

デカルト・データマインは11月24日、米国税関・B/Lデータを基にした日本発米国向けコンテナ貨物量(20フィートコンテナー換算)の10月分と、米国発日本向けコンテナ貨物量の9月分の統計データを発表した。

<日本発米国向けコンテナ貨物量(荷受地ベース)推移>
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それによると、10月の日本発米国向けコンテナ貨物量は、荷受地ベースで5万4409TEU(前年同月比7.9%増)となった。

品目別では、機械類が1万3131TEU(4.7%増)、自動車部品関連が1万2116TEU(10.4%増)、タイヤなどゴム製品が6307TEU(9.1%増)と、上位3品目が増加した。

海外TS率は33.5%で、トランシップ量の内訳は韓国が前年比15.8%減、中国が10.2%減、台湾が8.8%減となった。韓国TS貨物の日本港湾別内訳では、貨物量が多い順に名古屋港、神戸港、博多港、東京港、横浜港、大阪港、清水港の順となった。

なお、アジア域内からの差込貨物(163TEU)を含む日本発母船直航ベースの10月の米国向けコンテナ貨物量は3万6363TEU(23.6%増)となった。

<米国発日本向けコンテナ貨物量(最終仕向国ベース)推移>
20231127datamyne1 520x263 - 米国向け海上コンテナ貨物/10月は7.9%増、上位3品目が増加

9月の米国発日本向けコンテナ貨物量は、最終仕向国ベースで4万9433TEU(4.3%減)となった。海外TS比率は18.8%だった。

母船揚地国ベースの9月の米国発日本向けコンテナ貨物量は4万3601TEU(8.1%増)で、最終仕向地ベースと同様に5月以降4か月連続で減少していたが、品目順位で1位の牧草類が前年比12.4%増の9225TEUと増加したことで増加に転じた。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
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