関電不動産開発は2月29日、福岡県小郡市において開発を進めていた物流施設「KRD-Logistics福岡小郡」が竣工したと発表した。
小郡市は、九州最大の都市「福岡市」の約30km南に位置し、市内には高速道路が2本、鉄道路線が2路線通り、九州の空の玄関口「福岡空港」まで高速道路で約40分の距離に位置する交通利便性に優れた市域。
この施設は、九州北部を横断する大分自動車道「筑後小郡IC」に隣接し、九州自動車道、大分自動車道、長崎自動車道が交わる「鳥栖JCT」まで約5.0km(高速道路で約6分)に位置する九州全域への配送を担う物流拠点として期待される立地。また、甘木鉄道「今隈駅」徒歩約5分に位置し、通勤利便性も高く、従業者の採用面での優位性も高い立地だ。
施設の主な特徴には、梁下有効天井高5.5m以上確保、1階トラックバースは柱スパン11mを確保することで、1スパン3台駐車、計28台駐車可能なうえ、外構部に6台分の待機スペースを配置している。床荷重は1階が2.0t/m2、2、3階が1.5t/m2を確保。
荷物用エレベーター2基、垂直搬送機4基を実装し、将来的なオペレーション対応として、荷物用エレベーター2基、垂直搬送機2基まで増設可とする構造だ。 さらに倉庫内空調用や将来マテハン用の予備電力容量も確保している。
また、全館LED照明、トイレ・階段には人感センサー、節水型衛生器具を採用することで省エネに配慮。屋上には太陽光発電パネルを設置し、EV充電器(2台分)を設置。BELS評価最高ランク「☆☆☆☆☆」取得のうえ、同社では初となる「Nearly ZEB」認証を取得。
■施設概要
施設名:KRD-Logistics福岡小郡
所在地:福岡県小郡市山隈字向浦83番11,12,13,14(地番)
敷地面積:1万4932.99m2(4517.22坪)
延床面積:2万5697.90m2(7773.61坪)
構造規模:鉄骨造 地上3階
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
設計:太陽設計
監修:フクダ・アンド・パートナーズ
施工:サンコービルド
着工:2023年2月1日
竣工:2024年2月29日
関電不動産開発/石川県白山市、北陸エリア中心地に物流施設を竣工