CBREは7月7日、西部ガス都市開発を中心とした3社が福岡県糟屋郡新宮町で推進する大型賃貸用物流施設建設事業をサポートしていると発表した。着工は2025年夏の予定。
プロジェクトは、CBREが、西部ガスグループが使用していた自社施設の移転に伴い、物流開発の相談を受けたことからスタート。CBREおよびグループ会社のターナー&タウンゼント(T&T)が、マーケットの調査・分析結果に基づき、基本計画を策定、この土地の不動産価値を最大化するプランを策定した。
計画に基づき、CBREで投資用不動産を運用するアセットマネジメント(AM)部門が主導し、西部ガス都市開発を含む地場の投資家と金融機関が出資する特別目的会社(SPC)を組成、物流施設の開発を進める事業スキームを構築した。
今後の開発・施工フェーズでもCBREとT&Tが連携して、計画、設計、入札、施工、維持管理の各段階で、品質管理、コスト管理、スケジュール管理といったマネジメントのサポートを行う予定だ。完成後はCBREのリーシング部門が施設のリーシングを行う。
物流施設は、福岡市に近接した、九州における交通の要衝であり、近年物流開発が活発に進む土地だ。周辺では、新インターチェンジ設置準備のための調査が行われ、都市計画道路の整備も進められており、物流拠点としてのさらなる発展が期待されているという。
CBREでは、アセットファイナンスを活用した不動産開発の知見と経験をいかし、地域社会の発展と活性化を目指して、魅力的かつ戦略的な不動産取引の機会を創出し、開発事業の推進をサポートしていくとしている。
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