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アジア発米国向け海上コンテナ輸送/3月の輸送量19.9%増

2024年04月15日/調査・統計

デカルト・データマインは4月15日、米国税関B/L統計を基にまとめたアジア発米国向け(往航)3月分の海上コンテナ輸送量実績データを発表した。

<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較3月>
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<国・地域ごとのコンテナ輸送量>
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それによると、3月の母船積み地ベースのコンテナ数量は145万5586TEU(前年同月比19.9%増)となった。

1-3月累計(第1四半期)では451万TEU(20.5%増)。コロナ禍前の2019年第一四半期と比較しても21.2%増と取扱量が拡大しているが、台湾、日本、香港発はそれぞれ16.1%、11.9%、61.4%の減少となった。

<中国発米国向けコンテナ荷動き 四半期別5年間トレンド(2019年1Q~2024年1Q)>
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中国発のコロナ禍を挟んだ5年間を四半期別トレンドでみると、2024年第1四半期は前年同期に急減した反動による増加もあって21.4%増となったが、コロナ禍前の2019年第1四半期と比較しても19.2%増加している。

<主要品目の動き>
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品目別の荷動きは、上位10品目の全てが前年同月比で2桁の増加となった。そのうち6品目は前月比がマイナスで、前月と同様に前年からの反動増が続いているようだ。

なお、米国発アジア主要10か国・地域向け(復航・最終仕向地ベース)2月分のコンテナ輸送量実績データについては、米国税関AES申告データの一部が2023年11月分以降更新されていないため、配信を延期している。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
デカルト・データマイン
Datamyne Japan
南石 正和
Email:mnanseki@datamyne.jp
Tel:090-5868-8377
HP:https://www.datamyne.com/

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