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米国向け海上コンテナ貨物量/4月は17.7%増

2024年05月23日/調査・統計

デカルト・データマインは5月23日、米国税関・B/Lデータを基にまとめた日本発米国向け(往航)海上コンテナ貨物量の20フィートコンテナ換算の4月分統計データを発表した。

<日本発米国向けコンテナ貨物量(荷受地ベース)推移>
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<4月の貨物量>
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それによると、4月の日本発米国向け(往航・荷受地ベース)は6万3171TEU(前年同月比17.7%増)となった。

6万TEUを超えたのは2022年5月(6万1464TEU)以来で、直近10年では2015年3月(6万4400TEU)に次いで2番目に多い結果となった。

第3国へのトランシップ貨物は1万8922TEU(16.6%減)で、2023年4月以降減少が続いている。

TS率は30.0%で、こちらも2023年8月以降9か月連続で減少しており、トランシップ貨物は減少の一途をたどっている。

<日本発母船直航分・日本港別>
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アジア域内からの集荷貨物を含む、日本発母船積みベースでは4万4342TEU(40.0%増)となった。このうち、海外からの集荷貨物は93TEUで、前年の689TEUから596TEU減少した。

日本母船積みベースは9か月連続で増加しており、トランシップの減少分が直航に戻っている。

<日本荷受地ベース統計品目(HS Code)別貨物量推移>
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日本荷受貨物量を統計品目番号別にみると、車両類が53.6%増、機械類が9.7%増、プラスチック類が48.7%増と急増。車両類が1万4000TEUを超えたのは2022年9月以来、機械類が1万5000TEUを超えたのは2022年12月以来となった。

なお、米国発日本向コンテナ貨物量(復航)の3月分については、米国税関からの復航基データの一部が2023年11月分以降更新されていないため、配信を延期している。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
Email:kshimizu@datamyne.jp
Phone:090-6509-2632
URL:https://www.datamyne.com/

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