日本郵政、日本郵便、JR東日本、陽と人(ひとびと)の4社は7月16日~9月6日、「ゆうパック」と「はこビュン」が連携して福島の農産物を輸送し販売する実証実験を行う。
陽と人(福島県伊達郡国見町)は、特産品を活用し農家を応援する仕組みづくりなどを行う企業。今回は企画を担い、高品質の桃や、訳ありの桃を販売する。
<輸送イメージ>
実証実験では、日本郵政グループが福島駅までの配送と、東京駅からの配送を担当。JR東日本グループは、新幹線で福島駅~東京駅間の輸送を担当する。
業種の垣根を超えた産直品の輸送・販売を試みるもので、「栽培方法を工夫した農産物や規格外農産物を消費者が理解して購入し、 直接届くこと」や「環境負荷の低減を目指した物流」に対する消費者意識も調べる。
また、駅への持ち込みオペレーション、新幹線への積み込みオペレーションに改善点がないかも検証。「物流の2024年問題」や「CO2排出量削減」「地方創生」などの課題解決に向け、業界の垣根を超えたサプライチェーンに取り組むという。
なお、購入の受付は6月10日から。ふるさと小包チラシによる申し込みで、関東地域への配達に限定した商品となる。
JR東日本ほか/新幹線輸送「はこビュン」で引越家財輸送トライアル