LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





CRE/神奈川県厚木市に1.44万m2のBTS型物流施設着工

2024年10月07日/物流施設

シーアールイー(CRE)は10月7日、神奈川県厚木市で開発を進めている物流施設「ロジスクエア厚木南」に関して、10月1日に着工したと発表した。

<ロジスクエア厚木南 完成イメージ>
20241007cre - CRE/神奈川県厚木市に1.44万m2のBTS型物流施設着工

「ロジスクエア厚木南」は、着工前に国内物流企業と一棟全体の賃貸借が確定しており、このテナント企業の専用センターとして2025年10月末の竣工を目指し、建設を進めていく。

「ロジスクエア厚木南」の開発地は、厚木市酒井土地区画整理事業地内に位置している。同区画整理事業は、施行面積約27万6000m2を有し、2025年度の換地処分を目指し事業が進捗しており、ロジスクエア厚木南を開発する区画については2023年10月より使用収益が開始されている。

開発地は、東名高速道路「厚木」ICより約1.3km、新東名高速道路「厚木南」ICより約1.3km、小田原厚木道路「厚木西」ICより約1.3kmに位置し、「海老名南」JCTより圏央道の利用も容易であることから、厚木周辺エリアへの配送はもとより、広域物流拠点立地としても優位性を備えている。

用途地域としては工業地域に指定され、周辺は工場・物流倉庫等が開発されているエリアであり、物流倉庫として24時間稼働が可能な立地だ。

建物計画は、4階建ての延べ面積1万4495.53m2(4384.89坪)の物流施設として開発。施設のマスタープランとして、11台が同時接車可能な高床トラックバースを設けており、4台分のトラック待機スペースと合わせて、多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性の高い施設計画としている。

倉庫部分の基本スペックとして、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/m2 (各階2.5tフォークリフト対応可)、有効高さは各階5.5m以上を確保する計画。昇降設備については、荷物用エレベーター(積載荷重3.5t、45m/min)2基、垂直搬送機1基、ドックレベラー2基を実装する計画となっている。さらに、将来的なオペレーションの対応として、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機及びキュービクル増設のスペースの確保、事務所スペースの増床を想定した法的な対応等、入居テナントの将来ニーズも一定の対応ができる仕様とし、様々な物流ニーズに対応し得る機能性・汎用性を兼ね備えた同社の基本スペックを満足しうる計画となっている。

環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を計画するなど、環境や省エネルギーに配慮した施設計画とし、BELS評価を取得予定。また、エンバイオC・ウェスト合同会社にて太陽光発電システムの導入を予定しており、物件屋根に設置する太陽光パネルで発電した電力の一部の供給を受けて自家消費する計画だ。

■概要
施設名称:ロジスクエア厚木南
所在地:神奈川県厚木市酒井
敷地面積:7050.39m2 (2132.74坪)
用途地域:工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上4階建て
延ベ面積:1万4495.53m2 (4384.89坪)(予定)
着工:2024年10月1日
竣工:2025年10月末(予定)
設計施工:鈴与建設

CRE/神奈川県厚木市に1.8万m2の物流施設を竣工

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース