川崎汽船は2月27日、新来島豊橋造船で建造していた液化天然ガス(LNG)を主燃料とする6900台積み自動車専用船が竣工したと発表した。
同日、川崎汽船に命名引渡式が行われ、マツダ 鷲見和彦 常務執行役により「OCEANUS HIGHWAY(オーケアノス・ハイウェイ)」と命名された。
<OCEANUS HIGHWAY>
<命名引渡式>
LNG燃料を使用することで、従来の重油燃料に比べ、温室効果ガス(GHG)の一つである二酸化炭素を削減できる見込み。
同社は環境に関わる長期指針「“K”LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」で、国際海事機関(IMO)が定める2030年目標「CO2排出効率2008年比40%改善」を上回る「同50%改善」を目標に設定し、さらに2050年の目標としてGHG排出ネットゼロに挑戦することを掲げている。
■本船概要
主要寸法:全長 199.95m、幅 38.00m、 深さ38.07m、喫水 9.00m
総トン数:7万5259トン
航海速力:19.00ノット
船級:日本海事協会(ClassNK)
船籍:日本
建造所:新来島豊橋造船
川崎汽船/LNG燃料の自動車専用船「PONTUS HIGHWAY」が竣工