特殊冷凍ソリューション事業を展開するデイブレイクとTOPPANは4月8日、冷凍食品の品質向上・保持を目的とした業務連携を開始すると発表した。
これを機に、デイブレイクの特殊冷凍技術とTOPPANの高性能バリアフィルムを掛け合わせ、冷凍食品の品質向上・保持の共同研究および普及を推進する。
デイブレイクは、素材本来の品質を保つ特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を開発。多彩な冷凍食品への展開や、食品ロスなど社会課題解決に取り組んでいる。
同社は長期間鮮度を保つためには「技術のみならず適切な『保管』による品質維持が重要」と考え、TOPPANのバリアフィルムと組み合わせることで、冷凍食品のさらなる品質向上・維持を実現する狙い。
TOPPANのバリアフィルム「GL BARRIER」は、独自の透明蒸着加工技術とコーティング技術を活用した、 高いバリア性能を持っている。酸素・水蒸気のバリア性が非常に高く、アルミ箔の代替として使用することで、温度変化に影響されることなく、水分喪失や酸化を防ぐことができるという。
両社は、特殊冷凍×バリアフィルム活用による実証実験により、最適な保管方法を研究し、食品メーカーや飲食業界向けに普及活動を行う。また、将来的に両社の技術連携による新商品開発も見据えている。
名古屋商工会議所/2024年問題解決へ、愛知県企業6社の事例公開