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三菱地所/大阪市住之江区に4.3万m2のマルチ型冷凍冷蔵倉庫竣工

2025年04月08日/物流施設

三菱地所は4月8日、大阪府大阪市住之江区に賃貸型冷凍冷蔵物流施設「ロジクロス大阪住之江」を3月31日に竣工したと発表した。地上4階建て、延床面積4.3万m2で、同社としては初のマルチテナント型施設となる。

<ロジクロス大阪住之江 外観>
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<位置図>
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同施設は阪神高速15号境線「玉出IC」から約2.2km、阪神高速4号湾岸線「南港中IC」から約3.4kmと高速道路までのアクセスがよく、大阪府内および兵庫県方面までの広域配送に対応できる。

通勤面では、大阪メトロ四つ橋線「北加賀屋駅」から徒歩約15分、大阪シティバス「柴谷二丁目」バス停から徒歩4分と、いずれも徒歩圏内に立地する。

<施設内観>
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床荷重は1.5t/m2、梁下天井有効高は5.5m。倉庫の一部で温度帯可変式(+10℃~-25℃)を採用することで、入居テナントの希望により柔軟に温度設定できるフレキシブルな仕様が特徴だ。

また1階の冷蔵庫部分は冷却設備を含む24時間対応のバックアップ電源を確保しているほか、倉庫の各室に対して2系統以上の冷却設備を確保することで、万が一の停電時も倉庫の運用・温度維持が可能となり、入居企業のBCP対策を支援する。

冷却設備には自然冷媒を採用し、屋上に太陽光発電設備を設置するなど環境にも配慮しており、CASBEE建築評価認証「A]ランクのほか「ZEB」認証も取得している。

同施設は竣工時点で募集3区画のうち1区画が契約済み、残る2区画についても複数の引き合いがあるという。

同社は冷凍冷蔵食品をはじめ低温度帯の保管ニーズの増加に応え、大阪エリアにおいてさらに2つの冷凍冷蔵物流施設(ロジクロス大阪大正、ロジクロス大阪大正II)の開発を進めている。

■施設概要
名称:ロジクロス大阪住之江
所在地:大阪府大阪市住之江区柴谷一丁目1-94
アクセス:阪神高速15号堺線「玉出IC」から約2.2㎞
阪神高速4号線「南港中IC」から約3.4㎞
大阪メトロ四つ橋線「北加賀屋駅」から徒歩15分
大阪シティバス「柴谷二丁目」バス停から徒歩5分
敷地面積:約2万1300m2(約6500坪)
延床面積:約4万3400m2(約1万3100坪)
構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、地上4階建
用途:マルチテナント対応型冷凍冷蔵物流施設
建築主:住之江デベロップメント特定目的会社※同社単独出資の子会社
設計監理監修:フクダ・アンド・パートナーズ
設計施行:東亜・日本国土特定建設工事共同企業体
着工:2023年10月1日
竣工:2025年3月31日

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