地主(株式会社)グループは4月21日、千葉県市原市にある工場・倉庫用地を取得し、テナントと定期借地権設定契約を締結した。
同社グループが推進する「土地のオフバランス提案」による事例。テナントは、土地のみを売却し、建物を所有しつづけることで、事業運営環境を維持しながらも、バランスシートをスリム化し、成長投資等に向けた資金の確保や、経営指標・財務状況の改善が期待出来る。
土地は、卸業・製造業を営むテナントが所有・運営する工場と倉庫の土地(底地)で、JR五井駅から約2kmに位置する京葉工業地域内、幹線道路から近い等、転用性の高さを評価した。
定期借地権を活用した、土地のみに投資をする独自の不動産投資手法JINUSHIビジネスを展開する同社グループによる「土地のオフバランス提案」の実績は、累計26件・約707億円(2024年12月末時点)にのぼる。
多くの実績を生み出す強みとなっているのが、グループが運営する国内唯一の底地特化型私募リート「地主プライベートリート投資法人(以下、「地主リート」)」。地主リートは、長期にわたって底地を保有し、契約満了時も再契約を前提とする「安定地主」として、テナントからの評価を確立している。
近鉄GHD/アジア市場を重点にグローバルへ 長期ビジョンと中期計画示す