永尾運送(大阪府摂津市)は6月11日、新聞配送で培ってきた輸送力と関西エリアを中心とした「地域特化型の配送ネットワーク」を活用し、「小口共同配送(混載便)」サービスを開始したと発表した。対象となるエリアは大阪・兵庫・京都で、365日稼働する。
特長は、1ケース(90サイズ)配送料250円からという低コスト輸送であること。1ケースから、1t未満の小ロット・中ロットの荷物を得意としている。また1t未満であれば、温度管理が不要な「長尺物・異形物・不定形」にも対応している。
同サービスは、既に日本マクドナルド社と取組み実績があり、2025年1月には「物流総合化法に基づく計画」として、国土交通省、農林水産省、経済産業省の3省共同で初の認定を受けている。
日本マクドナルド社との取組みでは、2t車の余剰スペースを有効活用し、食塩と新聞を同時に輸送(混載)する仕組みを構築。もともと4t車で行っていた食塩輸送を廃止し、2t車の積載効率を向上させることで、環境負荷軽減と物流効率化を同時に実現している。
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