ZAICOは10月7日、同社が提供する在庫管理アプリのクラウド在庫管理ソフト「zaico」の拡張サービスとして、AIを活用したデータを自動入力する「zaico受注管理」の提供を開始した。
「zaico受注管理」は、紙やPDFの注文書をアップロードすることで、AI-OCR技術による自動データ化および、在庫管理システム「zaico」と連動して受注管理ができるサービス。入力の手間やミスのリスクが減るだけでなく、在庫確認から出庫までの一連の業務を効率化できる。
「zaico」との連動で在庫データをリアルタイムで確認できるほか、受注をもとに出庫予定データを自動で作成可能。高精度の読み取り機能により、手書き文字でも高い認識率を実現している点も特徴だ。
なお、こうした機能は顧客訪問による現場でのヒアリングをもとに誕生したもので、現場の実態が本当に求めるサービスを実現した形だ。
このサービス開始に対し、ZAICOの田村社長は「注文内容の自動入力と、受注に応じた在庫の確認がすぐにできることが『当たり前』になることで、現場の時間と手間を削減し、ミスも防げる。そんな仕組みを届けたかった。『zaico受注管理』は、当社が目指す次世代型サプライチェーンマネジメント構想『zaicoサプライチェーンマネジメント(ZSCM)』の第一歩となる取り組み。今後は本サービスを起点に、仕入れ・在庫・出荷など、サプライチェーン全体の効率化・最適化をさらに推進していく」と述べた。
zaico/棚卸専用ページ実装 在庫残数の可視化でミスを軽減