JR貨物が10月22日に発表した2025年度上半期の輸送動向によると、輸送実績はコンテナ貨物が943万9000トン(7.5%増)、車扱は364万7000トン(3.4%減)で、合計1308万6000トン(4.2%増)となった。
同期は、米国の通商政策を巡る日米交渉で、一定の合意に至ったものの、中東情勢の混乱に伴う原油価格高騰や消費者物価の上昇もあり、個人消費が伸び悩んだ。エコ関連物資や積合せ貨物を中心として堅調に推移したことにより、輸送実績合計では前年を上回った。
コンテナは、引き続きエコ関連物資が、中央新幹線建設工事に伴う発生土の運搬により前年を上回ったほか、積合せ貨物は、前年と比べて輸送障害が少なかったことや将来的なドライバー不足を見越した鉄道シフトにより増送となった。
また、自動車部品は、一部顧客における増送により前年を上回った。コンテナ全体では前年比 107.5%となった。
車扱は、石油にて、昨年外出機会の増加に伴う燃料需要が大きかった影響によりガソリンが減送となったほか、亜鉛が輸送終了となった影響を受け、車扱全体では前年比 96.6%となった。
コンテナ・車扱の合計では、前年比 104.2%となった。
<2025年度上半期のコンテナ輸送量>
輸送実績 | |||
コンテナ | 車扱 | 合計 | |
実績(千トン) | 9,439 | 3,647 | 13,086 |
前年比(%) | 107.5 | 96.6 | 104.2 |
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