東海電子は10月31日、運輸安全・交通オープンデータ活用AIプロジェクト“運輸安全AIラボ”を立ち上げたと発表した。
第一弾として、日本の交通事故データ年間約30万件を可視化するウェブサービス、“Zicolog”(事故ログ)の提供を2025年10月30日に開始した。
東海電子は、各省庁により国民のために集められたビッグデータを可視化し、これらを「AI」技術を活用することにより、事業開発と公共の福祉を両立させる研究開発プロジェクト“運輸安全AIラボ”を立ち上げたもの。
第一弾、名も無き交通事故に目を凝らす “Zicolog” (事故ログ)は、AI技術を使って、国が保有し国際的にも公表している交通事故のデータベース(30万件)をマップ上に可視化することで、統計表では見えない交通事故のリアルを感じ取ってもらうことを目的としている。
事故予測などAIモデルの完成度が上がってくれば、有償化する予定だが、現時点では無償サービスで提供する。将来的に、飲酒運転が発生する場所を予測することも目指している。
なお、内閣府、警察庁、国土交通省等、交通や安全に関わる省庁は毎年白書等でいわゆる「交通事故データ」を公表している。これら交通事故関連データは、紛うことなき国民の共有財産と言える。政府、国民、事業者、メーカー等は、「交通事故をゼロにする」という社会正義のために、これらのビッグデータを有用に使う責任があると言える、としている。
 
									 
										 
		 
					 
		 
		 
		 
		
 
					 
		 
		 
		 
		 
								 
								 
								