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日本GLP/入居企業向けに静脈物流でリサイクル・リユースサービスを提供

2025年10月31日/SCM・経営

日本GLPは10月31日、資源の効率的な循環を目指すサーキュラーエコノミー推進の一環で、静脈物流における「GLPサーキュラーエコノミー」の取り組みを本格的に始めたと発表した。

同日、300店舗以上のリユースショップを展開するトレジャー・ファクトリーと業務提携契約を締結。GLPの物流施設の入居企業向けに、リサイクル・リユースサービスを提供する。

<「GLPサーキュラーエコノミー」イメージ>
20251031glp - 日本GLP/入居企業向けに静脈物流でリサイクル・リユースサービスを提供

具体的には、「最適な梱包資材の提供」「廃棄物の共同輸配送」を通じてCO2排出量を削減するとともに、廃棄物処理を「リサイクル・リユース」に変える。入居企業の静脈物流における環境負荷低減をサポートし、廃棄コストの削減・収益化を実現する狙い。

shizaiと協働することで、入居企業の商材に合わせたた段ボールや個装パッケージなど、最適な梱包資材を提案。仕入れ資材のコスト削減、棚の余剰スペース創出、不要な資材の購入削減を目指す。

廃棄物の共同輸配送では、日本GLPのパートナー企業がトラックや車両を手配し、物流現場で発生する段ボールやストレッチフィルム、PPバンドなどを共同回収。入居企業が個別に回収を依頼するより高額で買い取ってもらえ、リサイクル率も向上する。宮崎(本社:愛知県清須市)がパートナー企業となり、「GLP ALFALINK 流山」とその周辺施設では既に「ALFALINK便」として運行している。

また、リサイクル・リユースについては、返品商材や売れ残り在庫をトレジャー・ファクトリーが有償で買い取る。入居企業がこれまで費用をかけて処分していたものが収益化でき、廃棄物削減にもつながる。

日本GLPは、これまでも「GLPコンシェルジュ」のサービスを通じ、様々な入居企業の課題解決をワンストップで支援してきたが、静脈物流の領域では、対応の遅れが課題だった。今後、トレジャー・ファクトリー、shizai、宮崎を皮切りにパートナー企業を拡大し、この取り組みを全国のGLPの物流施設へ展開していきたいという。

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