日本通運は6月、大陽日酸と共同で、特殊ガス製品の鉄道輸送(モーダルシフト)を開始する。
従来のトラック輸送に加え、鉄道輸送を神奈川県川崎市~宮城県多賀城市間で行う。
日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガス事業会社である大陽日酸は、従来よりトラックによる特殊ガス製品を長距離輸送してきたが、半導体工場の新設・増設に伴う需要拡大に合わせた輸送力の強化が課題となっていた。
その状況に対し、日本通運は鉄道輸送を合わせたモーダルシフトを提案、2023年4月より共同で検証を進めてきた。輸送環境が製品に与える影響や現場オペレーションに問題がないことを確認できたことを受け、今回の本格運用に至ったという。
この取り組みにより、特殊ガス製品の輸送力向上に加え、トラックドライバーの拘束時間短縮、CO2排出量を削減する。
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