ESRは7月4日、香港証券取引所からの上場廃止後、株式非公開企業としての初日を迎えたと発表した。
ESRは株式非公開化に伴い、Starwood Capital Group、SSW Partners、Sixth Street、WarburgPincus、カタール投資庁、およびESRの創業者らで構成する新たな投資家グループが所有することとなる。
新しいオーナーには OMERS(オンタリオ州地方公務員年金基金)や三井住友銀行なども含まれる。これらの投資家は、株式非公開後も自身の持ち株の一部または全部を保有し続ける方針。
ESRはこの株式非公開化で戦略的転換を加速させ、物流やデータセンターといった中核事業での長期的な価値の創出にフォーカスした効率的な事業体制へと移行する。その過程においては、APACにおけるプラットフォームの強みを最大限に活用しながら、資本パートナーや顧客の戦略に寄与していくとしている。
株式非公開化に続き、新たな経営幹部の就任を発表した。
独立取締役会 会長には、2025年4月からコンソーシアムのシニアアドバイザーを務めるブレット・ロブソン氏が就任。現在はInvesta Management Holdings の会長も務めている。
社長には、フィル・ピアース氏が、ESRの戦略的優先事項および業務の遂行を統括する社長に就任した。社長就任後も ESR ANZ(オーストラリア・ニュージーランド)の CEO に留任し、現地の強力なリーダーシップチームのサポートを受けながら同社CEOとしての業務に当たる。
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