安田不動産は7月18日、ESRグループが推進する、シンガポールでの大型物流施設の開発事業へ参画したと発表した。
初の海外物流施設事業への参画。
7万1630m2の敷地に、合計延床面積が14万3260m2の最新スペックの倉庫棟と自動コンテナデポ棟が建設され、竣工は2027年を予定している。
シンガポール西部のトゥアス港と現行国内最大の港であるパシルパンジョン港の両港へのアクセスが良い戦略的ロケーションに開発する。
事業は、アンカーテナントとして世界を代表する物流事業者の CEVA Logistics およびシンガポールの大手コンテナ輸送・コンテナヤード運営事業者である Allied Container Group の2社が入居予定となっている。
なお、シンガポールの港は、中国・上海に次ぐ、世界第2位のコンテナ取扱量と高い効率性を有し、東南アジアの物流ハブとして機能している。
政府主導で港の開発事業(トゥアス・メガポート)を推進しており、2040年までに順次開港、最終的にはコンテナ取扱量が現行の約2倍に増加し、世界最先端のハブ港となる計画としていることから、物流施設への更なる需要の高まりが期待されている。
■事業の概要
計画地:シンガポール、サンビューウェイ
敷地面積:7万1630m2
物件規模:倉庫棟6階建 延床面積:9万8698m2
コンテナデポ棟2階建 延床面積 4万4562m2
竣工予定:2027年
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