GLP Pte. Ltd.のグループ会社であるGLPキャピタルパートナーズジャパン(GCPジャパン) は10月23日、国内大手機関投資家である日本生命保険相互会社(日本生命)を単独投資家として、日本GLPが開発した最新鋭の物流施設3件が組み込まれたSMA(セパレートリー・マネージド・アカウント)を設立したと発表した。
これに伴い、日本生命は本SMAを通じてこの3物件の信託受益権(約500億円)を取得する。
日本GLPグループにおいて国内の単独投資家向け専用アカウントの設立は今回が初めて。この取り組みにより、新たなファンドプログラムの拡充が見込まれ、長期で安定した資金の獲得が期待される。
日本生命がファンドに参画することは、日本GLPグループが物流不動産のトッププレイヤーとして認知され、運用ノウハウや実績、開発物件への高い評価を示すものであり、長期安定的な運用収益の確保を志向する機関投資家にとって、資金の委託先としてふさわしいと認知されたことによる。
この件では、GCPジャパンが助言および資産運用を担当する。SMAの投資対象となっているのは、2023年2月に大阪府八尾市で竣工した「GLP 八尾Ⅰ」、2023年4月に同市で竣工した「GLP 八尾Ⅱ」および2024年3月に埼玉県日高市で竣工した「GLP 狭山日高Ⅲ」の3物件で、いずれも日本GLPが開発したBTS型先進的物流施設となる。
なお、GLP Capital Partners は不動産投資とプライベート・エクイティ投資に特化した世界有数のオルタナティブ・アセット・マネジメント会社。 2024年6月30日現在、66のファンドで約1220億ドルの運用資産を有するGLP Capital Partnersは、高成長を続けるアジア市場でリーダーシップを発揮し、米国、ブラジルおよび欧州で規模拡大に成功した実績を有している。 GLP Capital Partners は GLPの専属の投資顧問およびアセットマネジメント会社だ。
日本GLP/大阪南港エリアで冷凍冷蔵倉庫2棟、開発プロジェクト始動