商船三井、トレードワルツおよびスズキの3社は8月21日、横浜市で開催中の第9回アフリカ開発会議（TICAD 9）において、インドーアフリカ間の自動車商流での協業に関する協力覚書を締結したことを公表した。
具体的には、インドーアフリカ間の自動車輸送における貿易実務の現状を把握したうえで課題を特定し、電子化を含めた解決策を検討するとともに、脱炭素化の促進について3社で協力する。
＜MOU（覚書）署名式＞
3社は、2025年2月に開催された「日本・インド・アフリカ官民フォーラム」で提唱された「アフリカの持続可能な経済発展に向けた日印協力イニシアティブ」の重要性を認識し、各社が現在インドおよびアフリカで行っている事業の親和性と、各々の強みを生かした地域の経済発展への貢献を目指して、今回の協力覚書（MOU）締結に至った。
TICAD 9における3社の発表は、インドからアフリカに至る巨大経済圏のサプライチェーンの強靭化と、連結性の向上に貢献する、具体的な第一歩として注目される。
3社は今後も、インド・アフリカ間の強靭なサプライチェーンの構築に向けて、TICADの精神を具体的な事業を通じて体現し、インドおよびアフリカとともに成長する未来を目指すとしている。
トレードワルツ／米国Trade Techとプラットフォーム相互接続で基本合意書
