東芝インフラシステムズは3月8日、台湾の公共事業体である中華郵政から2015年に受注した郵便物自動処理システム一式について、 この度納入を完了したと発表した。
納入したのは、中華郵政の台中、台南、高雄の各局での郵便物自動処理機器一式と各種機器を統合・運用するITシステム。
システムは、高い文字認識(OCR)率と1時間あたり郵便物4万2500通・小荷物8500個の高速処理が特長で、さらに低騒音・低消費電力・省スペースと環境にも配慮している。また、東芝インフラシステムズは納入に合わせて今後10年間の保守サービスも提供していく。
台湾をはじめとするASEAN諸国やインド等の新興国では、郵便処理システム自動化のニーズが堅調であるとともに、小包量の増加や他事業者との競争激化により、物流システム機器の導入検討も活発化している。
東芝インフラシステムズは、今後も郵便事業者・物流事業者のニーズに合ったソリューション提供をグローバルに展開し、郵便・物流システム事業のさらなる事業拡大を目指す、としている。
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