丸紅ロジスティクス(MLOGI)は6月29日、東京千代田区の如水会館で設立記念パーティーを開催した。
あいさつに立った、MLOGIの細田盛継社長は、旧丸紅物流と旧ロジ・パートナーズの歴史と経緯を語った後「Mロジは人材と機能を獲得し、速やかな意思決定も手にした。人を活かし、機能を活かし、組織力を高めることで、会社を活かす体制が整った。さらに、商社系物流企業の強みである金融、不動産、情報等の機能も活用していく。国際輸送、国内輸送でさらなる提案力を強化し、顧客企業の調達、販売戦略、サプライチェーン構築に貢献していきたい」と抱負を述べた。
株主を代表して、丸紅の情報・物流本部長の株本幸二執行役員は「丸紅には5つの本部があるが物流は商社の根幹だと認識している。物流機能あっての商社だと考えている。これまでは物流のIT化と言えば、運航管理システムやWMSが中心だったが、IoTやビッグデータの登場により、大きな変革期を迎えている。これらが顧客のサービス向上、売上拡大に貢献できるなら、積極的に活用してほしい。私どもは総合商社なので、グローバル化で海外に進出する企業の物流、商流の両方面から貢献していきたい」と語った。
なお、MLOGIは旧ロジパートナーズと旧丸紅物流の2015年4月1日の合併により、従業員数約900名、売上高330億円となった。今後、通関業者のインターフォワードシステムズ、アシックス物流のグループ参加により、スケールを拡大している。
パーティーに先立ち会場では、Mロジの6つの強みについてビデオ放映。「分析力・企画設計力」、「丸紅力」、「運営力」、「グローバルサプライチェーン」、「スケールメリット」、「共同化」について解説。
丸紅力とは、丸紅が持つ経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を古に活用し、新規ビジネス開拓をサポートするものとしている。
トランコム、丸紅ロジスティクス/菓子物流のパレット標準化促進へ