味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社、Mizukanは11月13日、来年4月から共同配送（常温製品）を北海道地区で開始すると発表した。
＜北海道地区における6社共同配送イメージ、現行＞
＜変更後＞
配送拠点と配送車両の共同利用を行い、輸送効率の改善を図るとともに、CO2排出量の約15％の削減を目指す。
4か所の配送拠点を2か所に集約、共同保管し、各々の配送拠点から共同配送を行うことで一台当たりの積載効率を高める。
共同配送に併せて各社の情報システムを連結、物流情報を一元化し、6社の製品の在庫管理や配送車両の手配等の物流業務の効率化を図る。
従来は複数社から別々に行われていた配送の回数が削減されるため、納品先の荷受時の負担も軽減する。
今年2月、6社は食品業界全体とサプライチェーンの効率的で安定的な物流体制の実現を目的に、食品企業物流プラットフォーム（F―LINE）の構築に合意し、持続可能な物流体制の検討を行ってきた。
食品業界の物流環境は、トラックドライバー不足、物流コストの上昇、CO2削減をはじめとする環境保全への対応等、多くの課題を抱えている。
6社は食品企業物流プラットフォームの構築を目指し、主に6社共同配送の構築、中距離幹線輸送の再構築、物流システムの標準化の3点について検討を重ねてきた。
