GLP/帖佐義之社長、トップインタビュー

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物流施設はコストセンターから戦略的施設へ

―― 現在の荷主の属性は。
帖佐 業種で言えば日用雑貨品関連が多く、約4割近くになります。医療関連等も増加の傾向にあります。日用雑貨品の中では、アパレル、それもファストファッション系が増えています。

―― 賃貸契約を結ぶ顧客の割合では。
帖佐 さまざまです。依然として3PLなどの物流関連企業と契約する場合が多いのですが、直近ではエンドユーザーの企業との直接契約が増えています。

―― 開発物件のBTS型とマルチテナント型の割合は。
帖佐 結果的にマルチテナント型が多く、約9割近くになります。BTSの割合がもっとあっていいと思いますが、BTS型は入居企業のニーズに対応し、立地や建物のスペックなど含め協議に時間を要します。一方、マルチテナント型は当社独自の判断で開発を進められるのでおのずとペースは速くなり、結果的に割合が多くなっているのだと思います。マルチテナント型のリーシングは綿密に市場調査を行い、当該エリアでの需要ボリュームの見込みを検討し、最適だという確信をもって開発を進めていきますので問題はありません。

―― 立地に関してこのところの変化は。
帖佐 適地選別に加え、物流施設の新たな集積地を作っていく、という意識を持っています。また、変化といえば、立地を選択する上で雇用の問題が一段とクローズアップされてきました。物流施設の後背地の都市人口や交通手段など、働く人達を募集しやすい場所がとても大切になってきました。

―― 先進的物流施設はまだ日本国内で3~4%程度と聞きます。
帖佐 米国での先進的物流施設の割合は約30%~40%と言われていますので、米国に照らせば、まだ10倍ほどの需要が見込まれます。その半分としても現在の5倍程度の成長が見込まれます。ただ、私はすべてが大型で先進的な物流施設になるとは思いませんし、中小の既存の倉庫も必要とする顧客はたくさんいます。その意味で、我々は開発のみならず既存施設のリノベーションも積極的に進めており、20棟超の実績があります。

―― 物流施設の役割については。
帖佐 一昔前までのコストセンター的な位置付けから、物流の効率性とサービスを提供する付加価値創造施設としての捉われ方が増えているように思います。発表しているGLP流山のように、製造から配送までをトータルで賄える総合的且つ戦略的な物流施設の必要性に対する認識が高まっています。大は小を兼ねるではないですが、その機能と役割が理解されつつあると思っています。

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