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GLP/帖佐義之社長、トップインタビュー

2016年01月05日/物流最前線

物流不動産の新しい機能と役割を提案

―― 2016年の展開は。
帖佐 例えば先に触れた、GLP流山のようなターミナル機能を持つ施設の提案を含め、新たな、また企業のニーズに沿う施設提案を積極的に行っていく予定です。今、求められている物流施設とはどのようなものか、それをより明示的に伝えられる一例がGLP流山です。シンボリックな物流施設として発信力を高めていきたいと思います。

―― ロボットや自動化については。
帖佐 ロボットや自動化は今後ますます進んでいくと思います。労働人口も減り、物流施設での労働者獲得も難しくなることからすれば、ロボットや自動化は物流業務の補完的要素として大切になると思います。

―― このところ耐震ゴムやくい打ちの不正等が社会的話題になりました。
帖佐 難しい問題であり、我々も大変心配しました。ただ、我々は、施工管理専門の部隊を社内に持っているので、常日頃施工に関しては厳しくチェックしています。今後は、元請会社以外の第三者の工事監理者をおき、仕様材料、施工精度、プロセスなどの徹底した管理体制をとり、さらに杭打ち工事の立ち会いおよび記録のルール化を含め更なる対応を検討しています。

―― 読者にメッセージを。
帖佐 このところ物流業界の広がりが顕著で、物流の重要性が高く認識されだしているのはうれしいことです。物流施設について、エンドユーザーの方から直接話を伺う機会も多くあります。そのような機会に物流業界の発展に貢献している物流施設の機能と役割をよりよく知っていただき、業界の伸展とGLPの発展につなげていくつもりです。

―― 最後に、社長としての健康法とストレス発散は。
帖佐 スポーツは全般的に好きで、ジムでのトレーニングも週に何回か通っています。ストレスはやはり溜まりますから、趣味として料理を楽しんでいます。和洋中なんでも好きです。週末はずっと台所にいても苦になりませんし、小さいころから料理作りのテレビ番組ばかり見ていました。

<帖佐社長>
20160105glp2 500x314 - GLP/帖佐義之社長、トップインタビュー

■プロフィール
氏名:帖佐義之
生年月日:1969年8月19日生まれ
出身地:東京都
最終学歴:慶應義塾大学法学部卒業
略歴
プロロジス入社以前は、三井不動産(1992 年入社)においてオフィスリーシング、マンション・戸建開発に携わり、その後、三井不動産グループ会社である三井不動産投資顧問にて、海外機関投資家に対する資産運用業務および不動産投資に関するアドバイザリー業務を行う。
2003年3月プロロジスに入社。ヴァイス・プレジデント。
2007年7月よりシニア・ヴァイス・プレジデント運用事業部長。
2009年3月のGLプロパティーズ設立以来、物流施設のリーシング、取得・売却、資産運用業務など日本国内におけるオペレーション全般を指揮。
2012年10月30日にGLプロパティーズ(2013年4月に「グローバル・ロジスティック・プロパティーズ」に社名変更)の代表取締役社長就任。

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