日本通運の現地法人、日通国際物流(中国)と欧州日本通運は6月4日から、中国欧州間クロスボーダー輸送サービス「Eurasia Train Direct」の定期便サービスを開始する。
<「Eurasia Train Direct」ルート図>

サービスの特長は、西安鉄道運行事業者とブロック・スペース契約(BSA)の締結により、低廉・大量かつ柔軟なスペース確保が可能となる。中国各地から集荷し、週3便(毎週火・木・金曜日発)で、西安からポーランド・マワシェビチェ、ドイツ・ハンブルクとデュイスブルクに到着する定期便サービスを提供する。
また、定期便を活用し、上海の自社CFS からデュッセルドルフの自社CFS に週1便(毎週金曜日発)の日通で発着一貫管理を行う混載輸送サービスも開始。発着ともに日通グループによる高品質なサービスを提供するとともに、CFS 間のリードタイムは24~26日となり、従来の海上輸送(約40日)に比べ、大幅なリードタイム短縮を実現する。
今後の展開では、欧州発中国向けの定期便サービスの検討を進める。混載輸送サービスについては、年内には週2便に拡大予定。
KADOKAWA/サイバー攻撃から復旧、8月中旬以降に出荷が平常