日本船主協会は7月26日、栗林商船の協力のもと、7月18日に内海造船 瀬戸田工場において、広島大学附属三原小学校の 4・6年生約130名を対象に RORO船の命名・進水式見学会を実施したと発表した。
<出前授業の様子>

<本船を間近で見学する児童たち>

見学会に先立ち、6月27日に、本船の大きさ・航行する場所やどのような貨物をどのくらいの量を運ぶかなど船や船員に関する事前の出前授業を実施した。
見学会当日、この船の命名式で『神珠丸』と名付けられた後に、進水準備の鐘が鳴り響き、船につながる一本のロープ(支鋼)が銀斧で切断されると、船はゆっくりと動き出すとともに、船首に取り付けられたシャンパンやクス玉が割れ、青空に紙テープ、紙吹雪、風船が舞い上がり、船はスピードを上げて、拍手と歓声に見送られる中で、約175mもある巨体を大海原へと浮かべた。
見学会に参加した児童からは「船を吊るして海に運ぶと思っていた」「海に浮かんでいる船は見たことあるが、陸の船を間近に見て迫力がすごかった」「あんな大きなものが海に浮かぶのは信じられない」などの感想が寄せられた。
国交省/中・長距離フェリー、RORO船、内航コンテナ船の積載率動向(2024年4~6月)