「顧客×企業」「企業×企業」をつなげる
TRCが目指した新しい物流テックショールーム

2020年10月29日 

物流最前線/Job Site「顧客×企業」「企業×企業」をつなげる TRCが目指した新しい物流テックショールーム

10月1日、東京都大田区平和島の東京流通センター(TRC)敷地内に物流テックを集めた展示場「TRC LODGE」がオープンした。同施設は来場者に展示物を紹介するだけでなく、出展企業間の連携による新たなソリューションの創出までを見据えた、従来とは一線を画す新しいかたちの展示場だ。今回、施設の立ち上げ・運営に携わる東京流通センター経営企画部企画一課の宮本 真栄係長と羽野 嵩志係長に施設内を案内してもらいながら、施設の特徴や施した工夫、今後の展開について話を聞いた。取材:10月13日

<TRCセンタービル>
東京流通センター TRCセンタービル

<物流B棟>
東京流通センター TRC LODGE 物流B棟

<TRC LODGE>
東京流通センター TRC LODGE

気軽に来場・マッチングできる展示場

「TRC LODGE」は、賃貸オフィスビル「TRCセンタービル」の9階にある。元はオフィスだった空間をテナントの退去後に改修して整備したものだ。

この施設は、物流課題の解決を目的とした物流テックの「展示ゾーン」、展示ゾーンの出展企業が利用できる「セミナー&コワーキングスペース」、物流テックの実証実験やデモンストレーションの場として利用できる時間貸し倉庫「実験用タイムシェア倉庫」(物流B棟5階)の3ゾーンで構成されている。出展企業と来場者間のビジネスマッチングによって物流課題の解決に寄与することに加え、出展企業同士の協業により新たなソリューションを創出する場としての役割を備えている。

<QRコードによる入場受付>
東京流通センター TRC LODGE QRコードによる入場受付

「いつでも気軽に来場できるショールーム」というのが施設のコンセプト。来場するにはインターネットでの簡単な予約が必要で、予約時に発行されるQRコードを使って入場手続きや出展企業とのコンタクトを行う仕組みだ。これにより、予約やマッチングの手続きを簡略化するとともに、常設かつ無人とすることで、来場者がいつでも静かで落ち着いた環境の中、じっくりと物流テックを見て回ることができる環境を整えた。

<宮本係長>
東京流通センター 宮本係長

「一般的な展示場だと電話やメールで来場予約をしますが、WEBなら手続きが手軽にできますし、コロナ禍でのニーズもあり非対面という形を採りました。常設のショールームなので、いつでも来場することができます。QRコードを使った仕組みは三菱地所のDX推進部と連携して作りました」と宮本係長は話す。

「TRC LODGE」の構想が始まったのは2019年秋のこと。物流不動産の差別化策として物流テック企業とのタッグの組み方を検討した結果、都心の立地と50年以上にわたり手がけてきた展示場の運営ノウハウを生かした取り組みはできないかと思案を重ね、自社の物流施設に入居するテナント企業が抱える物流課題の解決に貢献できるような物流テックを集めたショールームを設けることに決定したわけだ。

「TRC LODGE」は東京流通センターや親会社の三菱地所が開発した物流施設のテナント企業、または入居を検討する企業だけでなく、グループ外の物流事業者や物流以外の業種に対しても幅広く開放している。

<TRCLODGE内観>
東京流通センター TRCLODGE内観

<商談スペース>
東京流通センター TRC LODGE 商談スペース

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